「コラム:「動く」のススメ」



■現代人は「運動量が少ない」

文明の発達により、どんどん動くことが少なくなっている私たち・・・


交通はもちろんですが、家事や社会的業務でも便利な機械やシステム化などで、運動量が減少しています。

たとえば、家事で費やす時間を比べてみました。
1965年 --- 週25.7時間 --- 消費カロリー6,000kcal
2010年 --- 週13.3時間 --- 消費カロリー4,600kcal

200kcalも減少しているのです。(200kcalを減らすのには、約1時間のウォーキングが必要です!※個人差あり、参考に)

女性だけではなく、男性もデスクワークの仕事が多くなっています。1965年と2010年を比べると、148kcal現象しているとのこと。
1965年でもこの数値ですから、昭和初期などと比べたらもっと違うのでしょう。
このカロリーの差が、そのまま肥満へつながっているのです。




■「運動量が減ることによる弊害」が起こる!



それでは、運動量が減ることにより、どのような弊害があるのでしょうか。

もちろん「太る」というのは分かりますね。

肥満は多くの病気を併発しますが、これはみなさん良くご存知だと思いますので、今回は端折ります。



(1)「免疫力の低下」= 病気になる!
運動量が低下すると筋肉量も低下し、代謝や熱の生産が弱まってしまいます。

体温が低下し、免疫力が弱まる⇒ 病気になりやすくなる。

と言われています。

自分もそうでしたが、平熱が36.5℃以下、という方いらっしゃいませんか。


これが普通、と思っていましたが、一昔前は子供の平熱は37℃、大人でも36.5℃以上だったそうです。

これくらい熱が無いと、体内でウィルスが繁殖しやすいのだそうです。

そこで、「動く」ことが大切になるわけです。


筋肉を動かすことにより、身体の隅々まで血液が循環するため低体温の改善の一つの方法となります!



(2)「脳の働きの低下」= 思考能力が低下!
筑波大学チームなどの研究で

「ウオーキングと同程度の軽い運動を10分間すると、脳の認知機能をつかさどる部分が活性化することが分かった」そうです。

これまでも、

「健康な人がジョギングと同程度の運動をすると、脳の中で注意力や行動を制御する「前頭前野」が活性化することが分かっていた。今回は、より負荷の小さな運動でも効果があることが分かった。」

とのこと。

運動をしないと、同じく脳にも血がめぐりません。


特にデスクワーク(PC)を続けていると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。(体験済みです!)

そうすると、脳が「考えることを拒否」するようになってしまうのです…

本当に軽い運動、「10分歩いてみる」とかそんなことでもOKだと思います。


身体も頭も、すっきり!するのは間違いないでしょう。



現在、欧米では「脳科学」で病気を解明、治療することが最先端です。

西洋医学は頭打ち、新薬の開発もここ数年目覚ましいものがなく、医療関係者・製薬会社は四苦八苦しているとの記事を先日読みました。

「脳」は未だ未知の分野で、今後さらなる治療の発展が期待されているようです。
パンドラの箱であると個人的には思っていますが・・・これから、この分野が成長するのは間違いないでしょう。


最後は話がズレてしまいました!


何度も書きますが、「軽い運動」で良いのですよね。
「運動」ではなくても、「動く」という気軽な概念で初めて見ると良いのではないでしょうか。 

毎日ではなくても、最初は週に2回くらい少し「お散歩」してみるなど、ご自身のペースやライフスタイルに合った「動き方」で始めることをおすすめいたします。



■ 当社社長の場合。(現在65歳) 
注)元アメフト日本代表なので、私を含め一般人とは違う運動スキルを持っています、参考にしないでください!
▽50歳から10年間、ラケットボールをがんばりました。
かなり激しい運動なので、競技としては厳しかったようですね(笑)
ただ、壁打ち感覚で出来るので、ラケットスポーツが初めての方も、楽しく取り組めます。

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▽61歳から始めたテニス。テニスは、相当難しいですが、現在「シニアでも始められるテニス」を考え中!
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